スマホの Instagram アプリでログインしようとしたら、「別のデバイスでお知らせを確認してください。Windowsにお知らせが送信されました」と出て、先に進めない。PC のブラウザのほうは「人間であることを確認してください」でロックされ、SMS の認証コードも届かない——。新しいブランドの SNS アカウントを作った夜に、まさにこの状態になりました。
「Windowsにお知らせ」という言い回しで検索しても、説明はほとんど見つかりませんでした。この記事では、何が起きていたのかを起きた順に整理し、この表示の正体と、SMS が届かないときのチェック、最後にどう片付けたかをまとめます(2026年10月時点の画面です。表示はアプリのバージョンや端末によって変わることがあります)。
結論:「Windows」はログイン中の端末の名前。その端末がロック中だと詰む

- 「Windowsにお知らせが送信されました」は Windows の通知ではない。Instagram が、すでにログインしている端末に「このログインはあなた?」と聞くログイン承認のこと
- 「Windows」は、Instagram がその端末に付けた名前。今回は PC のブラウザのことだった。端末によって「iPhoneに…」などに変わる
- その PC 側が「人間であることを確認」でロックされていると、承認の画面まで行けない。ロックを外す SMS も届かず、スマホと PC がお互いを待つ状態になった
- まだ投稿していないアカウントだったので、スマホのアプリで作り直したら数分で終わった。復旧に何時間もかけるより早かった
- Instagram は、最初はスマホのアプリで作って慣らすのがいちばん安全。PC は後から補助的に使う
何をしようとしていたか:ブランド名で SNS をまとめて取る
新しく始める小さなブランドの名前を、ほかの人に使われる前に、主な SNS でまとめて押さえておくことにしました。ここではブランド名を仮に「mybrand」とします。作業は PC で、普段使いとは別に用意した作業用の Chrome から、1つずつ手作業で進めました。
結果は次のとおりです。同じブランド名でも、取れる SNS と取れない SNS がありました。
| SNS | 取れた名前 | ひとこと |
|---|---|---|
| X | @mybrandofficial | @mybrand は使われていた。ユーザー名は15文字までなので、mybrand_official(16文字)は入らない |
| YouTube | @mybrand | ハンドルにブランド名そのものが取れた |
| TikTok | @mybrand | Google のアカウントで登録したら、自動で mybrand が付いた |
| @mybrand.official | mybrand は使えなかった。最初のアカウントはロックされ、作り直した(この記事の本題) |
起きた順に:登録からロック、作り直しまで

1. PC のブラウザから登録したら、理由なしで弾かれた
作業用の Chrome から登録すると、「アカウントを作成できませんでした。Instagram に登録できませんでした」とだけ出ました。理由は表示されません。考えられるのは、見慣れないブラウザ環境だと判断された、過去に同じ回線や PC で停止されたアカウントがあった、新しいメールアドレスと新しいブラウザの組み合わせが怪しまれた、のどれかですが、どれなのかは分かりません。
PC をスマホのテザリング(モバイル回線)につないで登録し直したら、通りました。回線を変えると通ることがある、というのは一つの手がかりになります。ただ、これが後のロックの原因の一つになった可能性もあります。
2. ログインした直後に「人間であることを確認してください」
その後、同じ作業用の Chrome でログインすると、23時24分に Instagram から英語のメールが届きました(登録から約10分後)。件名は「Verify your account to keep using it」。使い続けるには人間であることを確認して、という内容で、期限は180日と書かれていました。
ブラウザの画面は instagram.com/accounts/suspended/ に変わり、「プロフィールを使用するには人間であることを確認してください」。先に進むと、SMS で送った6桁のコードを入力する画面になりました。
3. SMS の認証コードが届かない
ところが、コードが届きません。届かないときに確かめたことを、チェックリストにしておきます。

- 1〜2分待つ。再送ボタンを何度も押すと制限がかかり、しばらく送れなくなることがあります
- 迷惑メッセージ・ブロック中のフォルダを見る。メッセージアプリが自動で振り分けていることがあります
- 携帯会社の「海外からの SMS を拒否」の設定を確かめる。サービスの認証コードは、海外の番号から届くことがあります
- 画面に出ている電話番号が、手元のスマホと合っているか。末尾の数字だけ表示されることが多いので、よく見比べます
- データ専用 SIM ではないか。データ専用の SIM は SMS を受け取れません
今回は、これらを確かめてもコードは最後まで届きませんでした。
4. スマホでログインしたら「Windowsにお知らせが送信されました」
PC がだめならスマホで、とアプリからログインすると、「別のデバイスでお知らせを確認してください。Windowsにお知らせが送信されました」と出て止まりました。右上の「?」を押しても、ほかの方法は出てきません。「ほかのデバイスのインターネット接続を確認してください」と案内されるだけでした。
「Windowsにお知らせが送信されました」の正体
これは Windows の通知センターに何かが届く、という意味ではありません。Instagram のログイン承認です。新しい端末からログインしようとすると、Instagram はすでにログインしている信頼済みの端末に「このログインはあなたですか?」とお知らせを送り、そこで承認されるのを待ちます。
- 「Windows」は、Instagram がログイン中の端末に付けた名前。今回は、作業用の Chrome(Windows の PC)でのログインのことだった
- ほかにログイン中の端末がなかったので、承認できるのはその PC だけだった
- 表示は端末によって「iPhoneにお知らせが送信されました」などに変わる。そのため「Windowsに」の言い回しでは説明が見つかりにくい
問題は、その PC 側が「人間であることを確認」でロックされていて、承認の画面までたどり着けないことです。ロックを外すには SMS のコードが要り、そのコードは届かない。スマホは PC の承認を待ち、PC は SMS を待つ。お互いを待って、どちらからも進めない状態でした。復旧用の「アカウントを検索」も、ロック中のアカウントをユーザーネームでもメールアドレスでも見つけられませんでした。
「乗っ取られた?」と焦った場面と、その種明かし
途中、スマホのアカウント検索に登録したはずのメールアドレスを入れると、まったく知らない海外の人のアカウント(ユーザーネーム「info」)が出てきました。別のアドレス(新しく作った Gmail)で検索すると「アカウントが見つかりません」。メールが流出したのか、乗っ取られたのかと心配になりました。

答えは受信箱にありました。Instagram から届いたメールの宛先を見ると、登録に使っていたのは Gmail ではなく、独自ドメインの info@ のアドレス(Gmail に転送する設定)でした。Gmail のアドレスで探しても見つからないのは当然です。
知らない人が出てきたのは、ロック中のアカウントが検索に出ず、Instagram が「info@…」の @ の前の「info」をユーザーネームとして拾い、同じ名前の別人を表示したからだと考えられます。流出でも乗っ取りでもありませんでした。
焦ったときは、検索を繰り返す前に、受信箱にそのサービスから来たメールを全部並べるのがおすすめです。どのアドレスで登録したか、いつ何が起きたかが、いちばん確実に分かります。
結末:スマホのアプリで作り直したら、あっさり通った
深夜1時過ぎ、復旧はあきらめて、スマホのアプリから、モバイル回線で、新しく登録しました。今度はあっさり通り、数分で終わりました。
- ユーザーネームは mybrand.official(ドット入り)。ドットなしの mybrandofficial は、ロックされた古いアカウントが持ったまま
- 登録メールは、古いほうとは別のアドレスにした
- まだ1本も投稿していなかったので、失ったのはユーザーネームのドットの有無だけ。X(@mybrandofficial)とは1文字ずれた
投稿やフォロワーがあるアカウントなら、復旧を粘る価値があります。しかし、作ったばかりで中身のないアカウントなら、こじれた時点で作り直すほうが早い、というのが今回の結論です。
実は当ブログでは2024年にも、PC で作ったアカウントにスマホからログインした直後、アカウントが停止されたことがあります(SNSがよくわからない)。そのときは解除をあきらめました。PC で作ってスマホでログイン、PC からいきなり登録、と順番は違っても、Instagram は PC から始めるとつまずきやすいようです。
作り直した直後にやった設定:「知り合い」に出ないように
新しいアカウントのおすすめ欄に、「共通の友達1人」と書かれた、知り合いらしき人が出てきました。スマホの連絡先や、同じスマホに入っている個人のアカウントからつながった可能性があります。ブランドの運営者を表に出したくない場合、これは困ります。そこで次の2か所を見直しました。

- スマホの設定(Android の場合):設定 → アプリ → Instagram → 権限 で、連絡先と電話を「許可しない」にする
- アプリの中:プロフィール →「☰」→「Metaアカウント」→「あなたの情報とアクセス許可」→「連絡先をアップロード」→「連絡先をリンク」がオフになっているか確かめる(今回は最初からオフでした)
ネットの案内では「アカウントセンター」から開くと書かれていることが多いのですが、2026年10月の画面では名前が「Metaアカウント」に変わっていて、しばらく見つけられませんでした。
なお、通知は切らないほうがよいです。別の端末でログインしたときの「このログインはあなた?」は通知で届きます。通知を切ると承認に気づきにくくなり、今回と同じ詰みになりかねません。
ほかの SNS でつまずいた小さなこと
Instagram ほど大ごとではありませんが、ほかの SNS でも小さく引っかかりました。これからブランドの SNS を作る人の参考に残しておきます。
- X のプロフィールの URL が「正しくありません」と出る:取ったばかりのドメインを貼り付けたらエラー。コピーしたときに見えない改行が入ったと疑い、手で打ち直したら通った
- X の下書きは、Web 版だと一覧で画像が黒く表示される:動画は消えずに残っていた
- YouTube の新しいチャンネルは、電話番号の確認(1回だけ)が済むまで、カスタムサムネイルが使えず、説明欄のリンクもクリックできなかった
- TikTok の Web 版には「下書き保存」がない:ボタンは「投稿」と「破棄」だけ。入力した画面は、ブラウザを閉じたら消えた
- TikTok の表示名の変更は7日に1回:変更が画面に出るまで時間がかかり、「変わっていない」と早とちりした
これからブランド用の SNS を作る人へ:8つの教訓
- Instagram は、見慣れないブラウザや環境を強く警戒する。登録もログインも、公式アプリか、普段使っているブラウザで
- どのメールアドレスで登録したかを必ず記録する。今回いちばん混乱した原因
- 作った直後に回線やブラウザを変えない。しばらく同じ環境で使うほうがロックされにくい
- SMS 認証の前に、迷惑 SMS の振り分けと「海外からの SMS 拒否」を確かめる
- 信頼された端末(スマホのアプリ)を最初に1つ作る。承認する側の端末がロックされると詰む
- 投稿前なら、こじれたアカウントは早めに作り直す。復旧に何時間もかけるより、数分で済んだ
- 個人のスマホで作るなら、連絡先と電話の権限を外す。知り合いのおすすめに出ることがある
- ユーザーネームの候補を2〜3個決めてから始める。同じ名前でも、取れる SNS と取れない SNS がある
まとめ
- 「Windowsにお知らせが送信されました」は、ログイン中の端末(今回は PC のブラウザ)への承認依頼。Windows の通知ではない
- 承認する側の端末がロック中で、SMS も届かないと、スマホと PC がお互いを待って進めなくなる
- SMS が届かないときは、待つ・迷惑フォルダ・海外 SMS 拒否・電話番号・データ専用 SIM の順に確かめる
- 「乗っ取り?」と思ったら、まず受信箱でサービスからのメールを並べ、登録したアドレスを確かめる
- 投稿前のアカウントなら、スマホのアプリとモバイル回線で作り直すのが早かった
- Instagram はスマホで始めて慣らし、PC は後から補助的に使うのがいちばん安全
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