基本的には購入時点で一通り印刷出来るけど、ここでは自分の経験からあった方が便利なアイテムを紹介します。
プラットフォームシート
これは絶対買うべき。
印刷後、印刷物をステージから剥がすのだけど、付属の金属板や硝子板ではとても剥がし難く、さらに印刷においても樹脂が定着し難い。
よくある方法としてステージにマスキングテープを貼ったり、スティックのり（主にPVP材）を塗ったりするけど面倒臭いし印刷物に移ってしまったりする。
オススメするプラットフォームシートは下の2つ。
| 画像 |  |
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| amazonでの名称 | HICTOP 3Dプリンタ用 ビルドシート プラットフォームヒートベッド フレックス マグネチック | HICTOP 3Dプリンタ用 ビルドシートプラットフォームシート ABS/PLA対応 |
| 特徴 | 写真の通り、シートを曲げるだけで印刷物を簡単にはがせる。 2枚1組になっており3Dプリンター本体のステージ側にベースシート、印刷物が乗る側のプラットフォームシート。この2枚が磁石（磁力は弱いので固定クリップは必要）になっているので印刷後プラットフォームシートを手に取って曲げれば簡単に印刷物が取れる。 |
左のシートが使えない時に使用している。具体的にはステージの温度が80℃以上に設定するABS材料で印刷する時に使用。 硝子板の上に貼り付け（裏面がテープになっている）ているので曲げられため印刷物を剥がす際にはスクレーパーが必要。 |
| メモ | スクレーパーが不要と言っても良いほど便利なシート。ABS材しか印刷しないという人以外は購入すべき。20cmサイズも販売されているし、必要に応じて自分で切れば良い。 | ABS材専用にすると良い。もちろんPLAとかでも問題無く使えるがスクレーパーで剥がす時苦労（勢いでスクレーパーが手に刺さり出血する可能性大）する。 ステージ温度を100℃くらいになるABS材だと印刷後ステージが冷えて熱膨張の違いで剥がれやすくなる。その理由でもABS材専用をオススメします。 |
材料別にステージを使い分けた方が良いのでステージは2種類あった方が良いです。販売時期や販売会社によって印刷物定着用のガラス板が付属していたりするが、無ければ自分で購入します。
自分が購入した時には5mm厚みのガラス板が付属されていたのですが、5mmの上にプラットフォームシートを貼ると厚過ぎてCR-10Sのノズル調整がキツキツになってしまったので、上写真のガラス板を購入しました。これをABS材専用として、追加でガラス板をまた購入しました。
追加分ですが、CR-10Sは310mmサイズで値段ももう少し安くしたかったので、ガラス板のオーダーメイド販売している会社に310mmX310mmX2mmサイズでオーダし購入しました。1700円くらいでした。こっちをマグネットのフレキシブルシートを貼りました。
それぞれの構造は下図の通りです。ABS材はあまり印刷しないのでマグネットのフレキシブルシートをメインで使用しています。いずれ書こうと思うのですが、個人的にはPETG材があればPLAの欠点を消してくれるので相当な理由がない限りABS材は不要だと思っています。
ちなみにガラス板と3Dプリンター本体のステージはクリップで固定します。取り出しも簡単なのでこの固定がベスト。
プラットフォームシートの良さがわかる動画を作ったよ
保温エンクロージャー
FDM（Fused Deposition Modeling／熱溶解積層法）形式の3Dプリンターは樹脂を熱で溶かして一筆書きの要領で造形しているので樹脂が出た後、当然溶かした温度より下がります。その際に熱膨張の違いによって反りやステージからの剥がれが起きます。それが起きないようステージを加熱しているのですが、冬場など3Dプリンターを設置する場所が寒かったり、ABS材用のステージ温度だと設置場所温度との差が出てしまいます。そのため、3Dプリンターの周りだけでも保温しておく方が印刷の失敗確率が非常に下がります。個人的にはこの保温エンクロージャーは必須アイテムかと思っています。
値段の高めの3Dプリンターはそのことを踏まえてエンクロージャー（簡単に言うと箱）付きで販売されています。
簡易的でも良いので囲いを作っておくと良いでしょう。
こんな感じで自分はエンクロージャーを手作りしました。
100円ショップで購入した保温シートと園芸用の支柱。
マイクロSDカードとSDカードの挿入口を変換するアダプタ
3DプリンターにマイクロSDカードが挿入し難いのと、何度も抜き差しすると物理的に壊す確率が上がるので無いよりはあった方が良いと思っています。
Amazonで800円で買っちゃったけど、eBayの方が遥かに安かった。
ちょっと便利
ここから先は個人的な環境の問題なので不要だと思いますが、一応参考まで。
上の写真の通り設置環境としてコントロールユニットの裏の電源スイッチまで手を回すのが面倒なのでソケット側に電源ON/OFFを設置した。
| 省エネタップ 1個口 ブラック Y02F110BK(1コ入) 価格:321円 |
普通は全く必要ない。ブログ用とかで撮影するのでLEDライトを付けた。
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