3Dプリンターを購入したら直ぐにでも出力したい。大抵の方は購入した3Dプリンターに付属しているサンプルデータを出力するかと思います。
今回はサンプルデータを出力しよう。
現在の状況は3Dプリンターを箱から出し、組み立てが必要な3Dプリンターは既に組み立て済みとします。
具体的な手順は
- フィラメント(インクジェットプリンターで言うインクカートリッジ)を3Dプリンターにセットする
- サンプルデータが入ったマイクロSDカードを入れる
- ステージの高さ(フィラメントが出るノズルと印刷面(ステージ)の隙間)を調節する(不要な機器もあります)
- 出力する
です。
3Dプリンターはインクジェットプリンターとは異なり、ステージの高さを調節する必要があります。毎回は必要ないですが、毎回調整した方が良いです。でないとはじめから印刷できなかったり、途中で印刷物がステージから剥がれて失敗します。この調節が面倒くさい人は自動で行ってくれる機能(オートレベリング)付きの3Dプリンターを購入するか、不要な3Dプリンターを購入すると良いでしょう。オートレベリング機能付きの3Dプリンターは割と多いです。高さ調整が不要な3Dプリンターはあまり存在しません。今回紹介するポータブルタイプは珍しく高さ調整不要な3Dプリンターです。これは出荷時に調整済みというが理由ですが、使っていくうちに微妙にズレてくるのでいずれ調整が必要な日が来ます。なので厳密には3Dプリンターは必ず高さ調整が必要といえます。
付属のマニュアルにも載っていますが、ノズルとステージの高さが離れ過ぎているとステージにフィラメントが定着せず、近過ぎるとノズルからフィラメントが出てきません。
印刷失敗するとこんな事になるよ
1. フィラメントを3Dプリンターにセットする
大抵の3Dプリンターはテスト出力用に少量のフィラメントが付属しています。PLA(ポリ乳酸→poly lactic acid)という3Dプリンターでは一般的に使われ、出力も失敗し難い素材です。
ではセッティングです。
がんばって突っ込むだけだよぉ~
エクストルーダー(フィラメントを押し出す上写真の黒い部品)のレバーを押して隙間を作り、フィラメントを押入れます。
2. サンプルデータが入ったマイクロSDカードを入れる
付属のマイクロSDカードを覗くとgcodeという拡張子のデータがあります。それが3Dプリンター出力用のデータです。小型3Dプリンターは下左の様にたくさんサンプルデータが付属しており、CR-10Sは下右の通り。
モデルプレビューのjpegもあったので参考まで。小型3Dプリンターの方のマイクロSDカードに入っていたデータ。これらが出力できます(もちろんCR-10Sでも印刷できます)
マイクロSDカードなので入れ難いよ
でも、今度良い方法教えるね
3. ステージの高さを調節する
CR-10Sは必要なので説明します。
コントロールボックスでPrepareを選択してBed Auto Leveling(全然Autoじゃないんだけど)を選択。
Next Stepを押す毎にステージが四隅と中央の5点動くので都度ステージとノズルの間にA4用紙を挟んで、A4用紙を引くと軽く抵抗があるようにステージ下のノブを回して調整します。
ステージ調整は2~3周すると良いよ
4. 出力する
大抵の3Dプリンターは液晶画面で出力したいデータを選択すれば印刷できます。
Creality3D CR – 10 3D Printer
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