ロジクールの名機「G604」が事実上の入手不可能に。G604難民に残された3つの選択肢

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仕事でもゲームでも「これがないと作業効率が半分になる」とまで言わされた、ロジクールの多ボタンワイヤレスマウス「G604」。

「最近チャタリング(1回押しただけでダブルクリックになる現象)が起き始めたから、そろそろ買い替えようかな」と軽い気持ちでAmazonや家電量販店のサイトを開き、絶望した方も多いのではないでしょうか。

「どこにも売っていない……」 「転売価格が数万円になってる!?」

そう、G604はすでにメーカー生産終了(廃番)となっており、現在、通常のルートで新品を定価購入することは「事実上不可能」な状態です。

この記事では、G604の現在のリアルな流通ステータス(海外市場の状況含む)と、路頭に迷ってしまった「G604難民」の私たちがこれから取るべき現実的な解決策を徹底解説します。

1. なぜ買えない?G604の現在の絶望的な流通ステータス

2019年に発売されたG604は、親指側に絶妙に配置された「サイド6ボタン」、画面を高速でスクロールできる「フリースピンホイール」、そして遅延のない「LIGHTSPEEDワイヤレス」を兼ね備えた、まさに唯一無二の存在でした。

しかし、現在は完全に生産がストップ。正規ルートの在庫は底を突いています。

現在の市場価格を覗いてみると、その異常さに驚かされます。 当時、約1万円〜1.2万円前後だった実売価格が、現在の日本のネットモール(Amazonのマーケットプレイスや楽天市場など)では、なんと3.5万円〜5万円前後という超高額なプレミア価格に跳ね上がっているのです。

マウス1つに4万〜5万円を出すのは、いくらお気に入りの名機とはいえ、さすがに躊躇してしまいますよね。

2. 海外なら新品が買える?「デッドストック」を探す方法とリスク

「お金に糸目はつけない、どうしてもG604の新品じゃなきゃ嫌だ!」という場合、海外に目を向ければまだ僅かにチャンスはあります。

米国のAmazon(Amazon.com)や、大手スーパーの「Walmart(ウォルマート)」のオンラインストア、世界最大級のオークションサイト「eBay」などには、個人や海外ショップが保管していた未開封の新品デッドストック(Factory Sealed)が今でも出品されることがあります。

ただし、こちらも当然プレミア化しています。 海外での新品相場はおよそ270ドル前後(日本円で約4万円台〜)。さらにここに日本への国際送料が上乗せされるため、決して安くはありません。

また、海外から新品を取り寄せる場合は以下のリスクを覚悟する必要があります。

  1. メーカー保証は原則「切れている」 長期保管されていたデッドストック品のため、未開封であってもロジクールの「2年間保証」は適用されない可能性が極めて高いです。

  2. 偽物(リフレッシュ品)のリスク 一部の海外サイトでは、「新品」と謳いながら、中身は外装だけ新品に交換した「再生品(リフレッシュ品)」であるケースが多発しています。購入する際は、セラー(販売者)の評価や「未開封品かどうか」をシビアに見極める必要があります。

3. G604難民に残された「3つの現実的な選択肢」

では、4〜5万円を払うリスクを避けたい私たちは、これからどうすればいいのでしょうか? 今選べる、現実的な3つのアクションプランを提案します。

① 【延命策】買い替える前に「スイッチ交換(修理)」を試す

もし買い替えの理由が「チャタリング」だけで、まだ手元にG604があるなら、修理して使い続けるのが最も安上がりです。 Amazonなどで「G604 交換用マイクロスイッチ」が数百円で販売されています。ハンダ付けの技術がある人なら自力で、自信がない人でもガジェットの修理業者に依頼すれば、数千円で新品同様のクリック感を取り戻し、お気に入りの個体を延命させることができます。

② 【大本命の移行先】「Razer Naga V2 HyperSpeed」へ乗り換える

G604最大の強みだった「開いているアプリを検知して、ボタンの機能を自動で切り替える機能(自動プロファイル切り替え)」。これがないと生きていけないという方に圧倒的におすすめなのが、Razer Naga V2 HyperSpeedです。

Razerの公式ソフト「Razer Synapse」を使えば、G604(G HUB)と全く同じように、Excelや各種ソフトに紐付けた自動切り替えが可能です。 サイドボタンが12個に増えるため、最初は親指の配置に慣れが必要(押し間違いやすい)という声や、ホイールの左右チルト機能がないというデメリットはありますが、約1.6万円で手に入る「現行のG604最有力候補」です。

③ 【割り切り策】外部ソフトを使い、他の多ボタンマウスを「G604化」する

「Razerは高機能すぎて使いこなせない」「もっと安いマウスがいい」という場合は、Solakakaなどの低価格な多ボタンマウス(5,000円〜8,000円前後)を購入し、PC側に「AutoHotkey(AHK)」という無料の自動化ソフトを導入する方法です。

マウス側の専用ドライバーには自動切り替え機能がなくても、AutoHotkeyを使えば「Excelが最前面にある時だけ、サイドボタンの入力を別のコマンドに書き換える」という設定を自作することができます。多少のスクリプト知識(コピペで対応可能)は必要ですが、最も安価にG604の環境を再現できます。

まとめ:名機に別れを告げるか、延命するか

G604は間違いなく歴史に残る素晴らしいマウスでした。だからこそ、これほど多くのユーザーが「次のマウスが見つからない」と頭を抱えています。

どうしてもあの形状とボタン配置が良いなら「修理・延命」を。 4〜5万円のプレミア価格を払うリスクを冒すくらいなら、現行モデルであるRazer Naga V2 HyperSpeed」などのライバル機へ一歩踏み出してみるのが、いま最も賢い選択と言えるのではないでしょうか。

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