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冬のバイクで手が冷える対策は、大きく分けてハンドルカバー、グリップヒーター、電熱グローブの3つです。どれも「手を温める」ものですが、しくみも、取り付けの手間も、向いている人も違います。
この記事では、3つの違いを先に整理してから、ハンドルカバーとグリップヒーターの候補を5つ紹介します。電熱グローブについては、電熱グローブの選び方の記事にまとめています。
※ここで紹介する5つは、仕様をAmazonの商品ページやメーカーの説明で比べて選んだものです(実際に使ったものではありません)。価格はおおよその目安です。最新の価格はリンク先で確かめてください。
先に結論:どれを選べばいい?
| こんな人に | おすすめ | 価格帯 |
|---|---|---|
| スクーターで通勤。まず安く風を止めたい | コミネ ハンドルウォーマー AK-021 | 2千円台 |
| 大きめのグローブでも使えるカバーがいい | INFIMO 防寒防水ハンドルカバー WNHC-03 | 2千円台 |
| 見た目そのまま、本格的に握る所を温めたい | Kaedear グリップヒーター GH3C(交換式) | 1万円前後 |
| 今のグリップのまま、冬だけ手軽に足したい | Kaedear ロールヒーター GH2-12(巻き付け) | 3千円台 |
| バイクにUSB電源がある。配線はしたくない | USB巻き付けグリップヒーター | 2千円台 |
ハンドルカバー・グリップヒーター・電熱グローブの違い

ハンドルカバー:風を止める。安くて取り付けが簡単
ハンドルカバーは、グリップとレバーをすっぽり覆う袋です。手が冷える大きな原因は走行風なので、風を止めるだけでもかなり違います。電気を使わないので、配線も充電も要りません。2〜3千円で買えて、かぶせて紐やバックルで留めるだけです。
注意点は、見た目と操作感です。手の出し入れにひと手間かかり、ウインカーやブレーキの操作にも慣れが必要です。メーカーの注意書きでは、スピードを出しすぎると風圧でレバーが押されるおそれがあるとされています。取り付けたら、レバーがきちんと戻るか、ウインカーの操作のじゃまにならないかを必ず確かめてください。
グリップヒーター:握る所を温める。見た目が変わらない

グリップヒーターは、グリップそのものを電気で温めます。手のひらがじんわり温まり、見た目もほとんど変わりません。取り付け方は2種類あります。
- 交換式:純正のグリップを外して、ヒーター入りのグリップに付け替える。温かさも操作感もいちばん良いが、配線とグリップ交換の作業が要る
- 巻き付け式:今のグリップの上にヒーターを巻き付ける。手軽だが、グリップが太くなり、温かさも交換式には及ばない
弱いところは、手の甲と指先は温まらないことです。風が当たる手の甲側が冷えるなら、ハンドルカバーと組み合わせると効果が上がります。
電熱グローブ:手全体を温める。バイクに手を加えない
電熱グローブは、手の甲や指先まで温められるのが強みです。バイク側の取り付けも要りません。そのかわり、バッテリーの充電と持ち時間の管理が要ります。選び方はこちらの記事で紹介しています。
グリップヒーターを付ける前に確かめること

- ハンドルの太さ:多くのバイクは22.2mm(標準)。アメリカンなどには25.4mm(インチハンドル)もあり、合わないと付けられない
- グリップの長さ:交換式は、グリップの長さが車種に合うか(115〜130mmなど)を確かめる
- 電源の取り方:12Vの交換式・巻き付け式は、キーをONにしたときだけ電気が来る電源(ACC)につなぐのが基本。配線に自信がなければバイク屋さんに頼む
- バイクの発電量:小さな排気量のバイクは、電気の余裕が少ないことがある。ほかの電装品(スマホの充電など)と合わせて使うときは、バッテリー上がりに注意する
おすすめ5選
① コミネ ネオプレーンハンドルウォーマー AK-021|スクーター通勤の定番
- バイク用品メーカー・コミネのハンドルカバー。ウェットスーツと同じ系統のネオプレーン素材
- メーカーいわく「スクーターに最適」な形。Amazonのバイク用ハンドルカバーで売れ筋の定番
「とりあえず風を止めたい」ならこれ。値段も手ごろで、迷ったときの1つ目に向いています。
② INFIMO 防寒防水ハンドルカバー WNHC-03|大きめのグローブでも使いやすい
- ネオプレーン素材で防水・防風。裏地は起毛で、手首部分の起毛がすきま風を防ぐ
- 使う人に合わせて大きさを調整でき、大型のグローブにも対応
- 側面に反射材(サイドリフレクター)付きで、夜に横から見えやすい
冬用の厚いグローブをはめたまま使いたい人向けです。説明書きの注意事項(レバーの戻り、ウインカー操作、スピードの出しすぎ)がていねいに書かれているので、取り付け前に目を通してください。
③ Kaedear グリップヒーター KDR-GH3C|交換式で本格的に
- ハンドル径22.2mm(標準)用の交換式。グリップ長さ115〜130mmの車種に、付属のスペーサーで合わせられる
- 出力は10〜45Wで5段階。コネクターやコントローラーを含めて防水(IP67)
- グリップの外径は33.5mmで、純正に近い太さ。USB出力も付いていて、スマホの充電にも使える
見た目を変えずに、しっかり温めたい人向けです。純正グリップを外す作業と、電源の配線が要ります。バイクをいじったことがない人は、取り付けをお店に頼む前提で考えてください。
④ Kaedear ロールヒーター KDR-GH2-12|今のグリップに巻くだけ
- 今のグリップに紐で巻き付けるタイプ。車両の12Vから給電し、最大25W
- 温度は5段階。エンジンをかけ直しても前回の設定のまま動く
- 「お気に入りのグリップを替えたくない」「複数のバイクで使い回したい」人向けとメーカーも説明している
メーカー自身が「操作性・快適性は交換式のグリップヒーターに劣る」「厚いグローブでは温かさを感じないことがある」と書いています。冬の間だけ手軽に足したい人向けと割り切って選ぶものです。電源はACCへの配線が要ります。
⑤ USB巻き付け式グリップヒーター|配線なしで試せる
- バイクのUSBポートに挿すだけの巻き付け式。5V・2Aで動く
- 短押しで3段階に切り替え
すでにUSB電源が付いているバイクなら、配線せずに試せます。注意点は、2A未満のUSBでは温度が上がりにくいこと(メーカー表記)。USBの5Vでは出力が限られるので、12Vの製品ほどの温かさは期待しすぎないでください。
いちばん温かいのは「組み合わせ」

3つは、どれか1つを選ぶものではありません。ハンドルカバーで風を止め、グリップヒーターで手のひらを温めると、手の甲と手のひらの両方が守れます。カバーを付けたくなければ、グリップヒーターと電熱グローブの組み合わせも定番です。体の芯が冷えると手も冷えやすくなるので、電熱ベストで胴体を温めるのも効きます。
まとめ
- 安く手軽に始めるならハンドルカバー(2〜3千円)。風を止めるだけでも違う
- 見た目を変えずに温めるならグリップヒーター。本格派は交換式、手軽さなら巻き付け式
- グリップヒーターは手の甲が温まらないので、カバーや電熱グローブと組み合わせるとよい
- 付ける前に、ハンドルの太さ(22.2mmか25.4mmか)と電源の取り方を確かめる
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