腕時計の裏蓋に溝がない!オープナーで開かない原因と見分け方【開けられなかった体験談】

腕時計の裏蓋に溝がなくオープナーで開かないときの見分け方 小物・小技
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気に入っている腕時計の電池が切れました。電池交換くらいは自分でやろうと、裏蓋を開けるオープナーと時計ホルダーを買ったものの……裏蓋に、オープナーを引っかける溝がありません。

この記事は、溝のない裏蓋をどうにか開けようと調べて試した記録です。結果から言うと、開けられませんでした。それでも、裏蓋の見分け方や、手を出す前に知っておきたいことは分かったので、同じところで止まっている人の参考になればと思います。

電池切れの腕時計と、買った裏蓋オープナー(GDGJ No.2098B)と時計ホルダー。裏蓋に溝がない
電池切れの腕時計と、買ったオープナー(青)と時計ホルダー(オレンジ)

結論:溝がない裏蓋は「こじ開け式」。手持ちのオープナーでは開かない

  • 買ったオープナー(GDGJ No.2098B)は、溝のある「ねじ込み式」の裏蓋を回す道具。溝がない裏蓋には使えない
  • 表面がつるっとした裏蓋は、たいてい「こじ開け式」。縁の小さな切り欠きに専用の刃を差して開ける
  • 今回の時計は、どこを見ても切り欠きが見つからなかった。こじ開け用の工具も「切り欠きのある時計専用」とされていて、買っても開けられないと判断した
  • ナイフやカッター、ピンセットでこじるのは危険なのでやめた

腕時計の裏蓋は3種類ある

腕時計の裏蓋の3種類。ねじ込み式、こじ開け式、ネジ止め式の見分け方と道具
種類 見た目 開ける道具
ねじ込み式 縁に溝や刻みが並んでいる 回すタイプのオープナー
こじ開け式 表面がつるっとしていて、縁のどこかに小さな切り欠きがある こじ開け用のナイフ(閉めるには閉め器)
ネジ止め式 縁の近くに小さなネジが4本ほどある 精密ドライバー

ネットで「腕時計 電池交換 工具」と探すと、まず出てくるのが今回買ったような回すタイプのオープナーです。でも、これが使えるのはねじ込み式だけ。買う前に、手元の時計の裏蓋がどれなのかを見ておくのが大事でした。

切り欠きを探した:縁を一周見ても見つからない

こじ開け式なら、刃を差し込むための小さな切り欠き(爪のような段差)があるはずです。ベルトの付け根(ラグ)の近くや、竜頭の近くにあることが多いと言われています。角度を変えて縁をよく見ました。

腕時計の裏蓋を竜頭側から見たところ。溝や切り欠きは見当たらない
竜頭側。切り欠きは見当たらない
腕時計の裏蓋をベルト側から見たところ。本体との間に細い合わせ目が一周している
ベルト側。本体と裏蓋の間に細い合わせ目が一周している
腕時計の裏蓋の6時側。ベルトの付け根付近にも切り欠きは見当たらない
6時側のベルトの付け根あたりも、切り欠きは無し

本体と裏蓋の間に細い合わせ目がぐるっと一周しているので、はめ込んであるのは確かです。ただ、刃を差し込めそうな切り欠きは、どこにも見つかりませんでした。

こじ開け用の工具を買えば開く?→ 切り欠きが無いと難しい

こじ開け用の工具(ケースオープナーナイフや、閉め器とのセット)も調べました。どの商品も、使えるのは「こじ開け口(切り欠き)がある時計」で、溝のある時計やネジ止めの時計には使えない、と説明されています。切り欠きの無い今回の時計では、工具を買っても刃を差すところがありません。

また、こじ開け式は外すのは簡単でも、閉めるには閉め器(プレス)が必要です。指の力では閉まらないことが多く、机に押し付けて閉めようとすると、表のガラスを割ってしまうこともあります。

ナイフ・カッター・ピンセットでこじるのはやめた

YouTubeには、時計を手に持ってナイフで裏蓋を開けている動画もあります。ただ、切り欠きの無い合わせ目に刃を押し込むと、刃が滑ったときにそのまま手に刺さります。カッターや包丁は刃が薄く折れやすく、ピンセットは先が柔らかく滑りやすいので、どれも向いていません。

数百円の時計の電池のために、指をけがしては割に合いません。ここで、家で開けるのはあきらめました。

結局どうしたか:同じ時計を買い直し、古い時計は電池ごと処分

気に入っていた時計で、しかも安く買い直せるので、同じものを新しく買うことにしました。購入したのは、AliExpressのシンプルな丸型文字盤のメンズ腕時計です。数百円で買えるので、電池交換の道具を揃えるより安く済みます。

本当は、使い終わった電池は時計から取り出して、端子にテープを貼って絶縁してから、電池として捨てたいところです。ボタン電池は、ほかの金属に触れるとショートして発熱することがあるからです。今回は取り出せなかったので、時計ごと袋に入れて、危険物のゴミとして出すことにしました。袋には「切れた電池が入ったまま」と書いておくと、回収する人にも親切です。

電池の入った時計の捨て方は、自治体によって違います。迷ったら、お住まいの地域のごみの出し方を確かめてください。時計店に頼めば、電池だけ外してもらえることも多いので、近くにお店があるならそれがいちばん確実です。

切り欠きが見つかった人へ:開ける道具と安全な手順

同じように溝の無い裏蓋でも、切り欠きが見つかれば家でも開けられる可能性があります。切り欠きはベルトの付け根に隠れていることもあるので、ベルトを外して確かめてみてください。

道具

  • JOREST 裏蓋閉め器セット:こじ開け工具と閉め器のセット。「こじ開け式専用・直径22〜42mmの丸型」と書かれている。開けて、閉めるまでこれ1つで済む
  • MKS(明工舎)スーパーコジ明け:日本の時計工具メーカーの、こじ開け専用の道具。刃先の広いものと細いものの2本セット
  • こじ開けナイフ(AliExpress):開けるだけなら、いちばん安く手に入る。数百円だが届くまで時間がかかり、閉め器は入っていない
  • BERGEON 8008 ゴムボール:溝の無いねじ込み式の裏蓋を、押し付けて回すための道具。こじ開け式か分からないときは、まずゴム手袋や瓶のふた開けゴムで、左に回してみるとよい

安全に開ける手順

  1. 時計は手に持たず、時計ホルダーに固定する
  2. 切り欠きのまわりの本体にマスキングテープを貼って、傷を防ぐ
  3. こじ開けの刃を、体の外側に向けて切り欠きに差し込む
  4. 少し差し込んだら、刃をひねるように起こす。力任せにこじらない
  5. 閉めるときは閉め器を使い、ガラス側を当て板で守ってから押す

まとめ

  • 溝のある裏蓋を回すオープナーは、溝の無い裏蓋には使えない
  • 溝の無い裏蓋は「こじ開け式」が多い。開けるには縁の切り欠きが必要
  • 切り欠きが見つからないなら、無理にこじらず時計店に相談するのが安全
  • 電池が取り出せないまま捨てるなら、自治体のルールを確かめ、袋に「電池入り」と書いておく
  • 工具を買う前に、まず手元の時計の裏蓋の種類を確かめる

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