最近、ネット通販でよく見かける「3万円〜4万円台」の格安ノートパソコン。 商品説明を見ていると、「〇〇より速い!」といった魅力的なキャッチコピーが躍っていますが、実際のところどれを選べばいいのか迷ってしまいますね。
今回は、そんな格安PCによく搭載されている5つのCPUについて、どれが本当に優秀なのか、性能が高い順に並び替えて整理してみました。
少し専門的なお話になりますが、のんびりとお付き合いいただければ幸いです。
結論:性能が高い順ランキング
まずは出し惜しみせず、総合的な処理能力が高い順番に並べた結果がこちらです。
Intel Celeron J4125(ミニPC向け / 4コア)
Intel Core m3-6500Y(モバイル向け / 2コア4スレッド)
Intel Celeron N4020(ノートPC向け / 2コア)
Intel Celeron N4000(ノートPC向け / 2コア)
AMD 3020e(ノートPC向け / 2コア)
こうして並べてみると、同じ「格安PC向け」と言っても、中身には意外と縦の社会があることが分かりますね。
各CPUの顔ぶれを少し深掘りしてみます
1位:Celeron J4125
この中では頭一つ抜けて性能が良いです。というのも、これだけはノートPC用ではなく、デスクトップ(ミニPC)向けに作られたCPUだからですね。唯一「4つのコア(頭脳)」を持っているため、複数の処理を同時にこなすのが得意です。
2位:Core m3-6500Y
少し古い世代のCPUですが、2つのコアで4つの作業を同時にこなす(2コア4スレッド)器用さを持っています。3位以下のCeleronたちに比べると、まだ粘り強さがある印象ですね。
3位・4位:Celeron N4020 / N4000
格安ノートPCの「おなじみの顔」といったところでしょうか。N4020はN4000のほんの少しだけパワーアップ版(マイナーチェンジ)です。劇的な差はありません。
5位:AMD 3020e
純粋な計算スピードだけで並べると最下位になってしまいました。 ただ、ここでちょっとした面白いお話があります。
「N4000より速い」という噂は嘘なのか?
ネットの格安PCで、このAMD 3020eを搭載したモデルが「N4000やN4020より速い!」とアピールされているのをよく見かけます。

「最下位なのに嘘じゃないの?」と思ってしまいますが、実はこれ、半分は本当のプロモーションです。
AMD 3020eは、計算処理そのものはのんびり屋さんですが、「画面を映し出す、動画を再生する」といったグラフィック性能(GPU)が、Celeron N4000系よりも少し優秀なのです。
総合的なベンチマーク(テストの点数)でも、AMD 3020eの方が高い数値を出すことが多いため、「N4000より速い」という表現自体は間違い(嘘)ではないのですね。
最後に:格安PCを選ぶときの個人的な独り言
今回並べ替えたCPUたちは、どれも「エントリー向け」と呼ばれる最低限の性能を持った子たちです。そのため、どんぐりの背比べのような側面もあります。
もし「少しでも長く、ストレスなく使いたいな」と思うのであれば、このクラスよりももう一歩だけ予算を頑張ってみるのも手かもしれません。
具体的には、「Core i3」や「Ryzen 3」といった、もう一つ上のランクのCPUが載っている有名メーカーの型落ち品や、大手の保証付き中古PCを選ぶと、驚くほど世界がサクサクと変わります。
道具選びは難しいですが、自分が何を重視したいか(安さなのか、快適さなのか)で決めるのが、一番失敗しない方法なのかもしれませんね。
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