何度かAdobe Premiere Pro CCで複数のカメラを同期させる方法を記事にしています。
これまで説明した方法はPremiereの自動同期機能がうまく働いた時で、たまに自動同期機能が失敗する時があります。
そんな時のために今回は手動で同期させる方法を説明します。
説明動画を作りました。動画を見れば一通りわかります。
ではここからテキストと画像で説明します。
どのように手動同期させているかというと音声波形を一致させることで同期させています。
動画を撮影する時には自動同期機能がうまく行かないことを想定して念の為にカチンコ(ClapperBoard)の音を入れておきます。
別にわざわざ購入しなくても手を叩いたり、笛を吹くのでも良いかと思います。
このようなはっきりとした音を始めに入れておけば音声波形でピークが確認しやすいです。
今回の例では手を2回叩きました。
上のスクリーンショットのようにそれぞれの音声波形でピークが2本が確認できます。
このピークが一致するようにマウスでドラッグして移動させます。
しかしこのように完全一致しないことがあります。
Premiereでは動画の1コマずつでしか動かせないためです。
例えば動画を撮影する時にフレームレートを30fpsに設定したとすると1コマは1/30秒(約0.03秒)です。
2台のカメラが完全に同時に録画スタートすれば問題ないのですが、多少なりともタイムラグがあります。
そのためいくらPremiereで1コマずつ動かしたとしても0.03秒より細かく動かせないため完全一致が出来ないことになります。
その様な時は仕方なく出来る限り一致させるしかありません。
とはいえ、普通の人は0.03秒のズレは確認できません。
それでも一致させたい人は撮影する時にカメラの設定を60fpsとかフレームレートを上げるのが良いです。
しかし、これってもしかしたらPluralEyesだったら自動同期が失敗せずに波形も完全一致するのかな?
コメント