電池や液体を出品するためには危険物の分類を管理しないといけません。
その登録方法を紹介。
これはFBA納品に必要で自分で発送するなら不要です。全部じゃないです、個人で発送手続きするにしても一部の商品(危険物・薬・酒とか)は何かしら登録が必要なものがありますのでそこは注意。
ちなみにAmazonで危険物として規制される可能性のある商品は以下の通り。
最低限の情報のみで商品登録した場合、FBA納品手続き時に途中でエラーメッセージが出ます。
ここから危険物を登録します(危険物の分類を管理する)。
この画面でまずは自分が何を出品するのか確認します。
今回は電池と有害化学薬品を登録します。
それぞれ適用除外シートをダウンロードします。
言語は何でも良いですが、このブログは日本語なので日本語でしょうね。
電池および電池駆動製品に関する適用除外シート
フォーマットはこんな感じです。
日付は勝手に出てくるので、姓名と商品の情報を入力していけばOKです。
まず簡単なところから
- ASIN → そのまま商品のASINを入力
- 製品名/商品名 → 登録した商品名をそのままコピペ
- パッケージの内容 → 製品の中で何が対象となっているか?例えば電池だったたそのまま電池(多少詳しく書いたほうが良い)と記入し、製品そのものならその製品名を記入。
そこから先はある程度複雑なので適当に例を出して説明。
売りたいものを充電式電池(シングルセルと複数セル)、スマートフォン、ミニ四駆(アルカリ電池で駆動)とします。
以下のように入力すればOKです。
化学組成/電池のセルタイプは選択肢が出るので選びます。リチウムイオンかニッケル水素電池かアルカリ電池がほとんどかと思います(たまにマンガンやニッカドとかかな?)。
バッテリーパッケージ/電池の梱包も選択肢が出るので選びます。アルカリ電池は厳しくないのでもう出てきません。リチウムイオンは以降入力必要ですね。
独立型は電池そのものを売りたい、機器に内蔵の場合は販売時に既に機器内に電池がある場合、機器に付属は機器内に入っていなく商品パッケージ内に電池が付属している状態です。
バッテリーパッケージ/電池の梱包は電池パッケージ内に何個のセルがあるか?のことです。わかりにくいかと思いますが、身近なところでは9Vの角型電池などがイメージしやすいかと思います。あれは9V角型電池中に6本の円筒電池が入っています。
リチウムイオンの電池でもそのような電池があります。
例えばラジコン用、電動工具など7.4Vや18Vと高い電位の電池が必要な場合はパッケージ内に電池を複数直列につないでいます。
これでOKです。漏出性はほとんど該当しないのでここでは省きます。姓名とASINと製品名/商品名が記入されていればコンプリートです。
ファイルを保存してアップロードして完了です。
有害化学薬品を含まない製品の除外シート
続いて、洗剤など化学薬品に該当する場合の除外シートの作成方法です。
同じ様に日本語でダウンロードするとフォーマットはこんな感じです。
ラベル/ピクトグラムまたは警告/危険文言の免責表ではいかいいえを答えていきます。
身近なもので安全と思われる食器用洗剤でもここは該当する箇所なので、生産元から安全データシート(SDS)を取り寄せて正しく記入します。はいがある場合は右にASINを入力。
または化学薬品もしくは薬物を含んでいない製品の免責表では磁石が含まれているか?や圧縮ガスが含まれているか?を入力。
磁石そのものを販売する時だけでなく、例えばモーターが含まれていたり、製品がスピーカーだと磁石が含まれているので注意です。
磁石の吸着力は製造元に問い合わせます。単位はlbsです。これに詳しければ自分で測定できますがほとんどの人はしっかりと測定できないと思うので素直に問い合わせしましょう。
以上、入力したら保存してアップロードします。
あとは審査を待ちましょう。4日ほどかかります。
審査でOKが出たらメールで以下のように連絡が来ます。
販売可能な商品となればFBA納品して販売ができるようになります。
審査が通らなかった(不合格)場合
このようなメールが来ます。
これの原因の殆どは
- SDSをアップロードしていない
- 提供された書類の内容と商品が一致しない
です。
SDSをアップロードしていない場合はアップロードすれば完了なので簡単です。
提供された書類の内容と商品が一致しないの方は面倒です。
これはどのような時に発生するかというと、例えば台所洗浄キットという名前でスポンジ、タオル、洗剤がセットになっている商品を出品したいとします。
この場合、洗剤についての有害化学薬品を含まない製品の除外シートとSDSをアップロードすればよいかと思いがちですが、ここに落とし穴があります。
SDSは洗剤そのものの名前のSDSとなっています。例えば下の製品、花王の業務用キュキュットだと製品名が「業務用キュキュット」です。
台所洗浄キットという名前で出品するのでSDSの製品名は台所洗浄キットでないといけないのです。それなのに製品名が業務用キュキュットと書かれているので提供された書類の内容と商品が一致しないとなって審査に通らないとなります。
これを解決する方法としては
- SDSの製品名を出品する製品名に変えて作り直す
- AmazonSDS書面証明書を提出する
です。
SDSを作り直すのは手間がかかったりするのでAmazonSDS書面証明書を提出するが良いかと思います。
AmazonSDS書面証明書はどういうものかというと「この製品のSDSはこれです」と宣言するための書面です。
製品名が異なっているけどこれであっているよーってな感じです。
今回の例(「台所洗浄キット」という製品名で「業務用キュキュット」という洗剤が含まれている)ではこんな感じで書けばOKです。
保存してアップロードすればOKです。
これで審査が通るはずです。(製品名を一字一句間違えないように→間違えると審査が通りません)
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